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主人公「はぁ~」
主人公「今の会社もなんかイマイチかも…」
主人公「高校卒業して就職した会社は合わなくて2年で辞めて、今の会社に入社したけど…なんだろう。合わないって言うか楽しくないっていうか…」
主人公「でもなー、まだ1年くらいしか経ってないし、こんなに短期間で転職を繰り返すのは嫌だなぁ~」
友人『それでさ!色んな車種を弄れるからすっげぇ楽しいんだよ!』
主人公『へぇ…!いいな!』
友人『まぁ元々車好きだから、余計にな!』
主人公『自動車関係の仕事か…考えてもいなかったわ…』
友人『お前も車はそれなりに好きだろ?』
主人公『車には昔から興味はあったし、好きだけど…専門学校に行くほどではなかったって感じかな』
友人『未経験で働けるところもあると思うから、探すだけ探してみなよ』
主人公『そうだな…』
主人公「ん?有限会社冨田自動車…」
主人公「おお!ここは未経験でも働けるみたいだ!」
主人公「資格も取らせてもらえるみたいだし、最高じゃん!」
主人公「よし!電話してみよう!」
社長『はい、有限会社冨田自動車です』
主人公『ホームページの求人を見て連絡させていただきました!募集はしておりますか?』
社長『お問い合わせありがとうございます。もちろんです!宜しければ面接と会社見学を実施できればと思うのですが、可能でしょうか?』
主人公『はい!!明日にでも良ければ是非お願いしたいです!』
社長『ありがとうございます。では、明日17時半に会社事務所に来ていただければと思います』
主人公『わかりました!よろしくお願いします!』
主人公「今日はよろしくお願いします!」
社長「こちらこそよろしくお願いします」
社長「まずは工場内をご案内いたします。こちらにどうぞ」
主人公「はい、失礼します!」
主人公「うわぁ…凄いですね…こんな感じなんですか…!」
社長「えぇ。ここが作業する工場になります」
社長「大型のリフトもあるんですよ」
主人公「おお!初めて見ました!!」
主人公『俺が仮にここに入社したら、あの大型のリフトも使う時が来るってことだよな…?』
主人公『…楽しそう…!!!』
社長「一通り見て、どうでしたか?」
主人公「凄かったです!!実際に間近で見たのは初めてだったので!」
主人公「バスやトラックなどもやっているんですね!」
社長「はい、それだけじゃなく小さい車から大きな車まで色んな車を見てるんですよ」
主人公「凄いです!!」
社長「弊社は、深谷の中では大きめな工場になります。例えて言うなら…車の総合病院ですね」
社長「小さいバイクや車から、重機やトラック、バスなどの大型車まで、幅広く扱っております」
社長「そして、弊社は修理が得意な会社です。比較的壊れていてもどうにかして直していきます」
社長「また、未経験の方でも、しっかりと指導しますのでとても働きやすい職場だと思いますよ」
主人公「実際に作業の様子を見させていただいて、よりここで働きたいって思いました!」
主人公「最初は色々とご迷惑をかけてしまうこともあるかもしれませんが一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします!」
社長「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
先輩「じゃあまずは安全面についてと、工具の使い方を説明する!」
主人公「はい!よろしくお願いします!
主人公「なるほど…結構色んな工具があるんですね」
先輩「そうだな。工具の使い方はやっていくうちに自然と覚えていくよ」
先輩「大型のリフトに関しては、資格がないと乗れないし、他にも資格が必要な作業は沢山ある」
先輩「まずは資格を取る為に、1年間は経験を積んでいこう!」
主人公「はいっ!」
先輩「この部品は、こういう風に取り付ける…」
主人公「へぇ!こういう仕組みになっているんですね!」
先輩「そうだ。部品の仕組みや用途も、やっていくうちに自然と覚えていく…何事も経験だ!」
先輩「よし!向こうで修理している車のところへ移動しようか」
主人公「わかりました!」
主人公『1年間、俺は資格を取るために必死で頑張った
そして無事、資格を取ることができた』
主人公「先輩、すみません…ここの部品ってこれで合っていますよね…?」
先輩「ん?あぁ、そうだな。間違ってないよ」
主人公「よかった…。ありがとうございます!あとはこの部品の交換をすれば終わるので!」
先輩「お、少しずつ出来るようになってきたじゃないか」
主人公「はい!」
主人公『一人前の整備士になるにはまだほど遠い…全部自分で出来るようにもっともっと頑張らないと!』
先輩「悪い、向こうの乗用車のタイヤ交換とブレーキ部品の交換をお願い出来るか?」
主人公「わかりました!」
主人公「よし、これで修理完了っと!」
主人公『俺も昔と比べて、大分自信を持って整備が出来るようになったな…』
主人公『これも、仕事を教えてくれた先輩と、会社に入社させてくれた社長のおかげだ…!』
主人公「有限会社冨田自動車に入社して良かった!」